「妻、小学生になる。」は『週刊漫画TIMES』にて2018年~2022年まで連載。作者は「村田揶融」先生。10月からアニメも放送されています!
※独断と偏見で評価しています。
※評価基準・最高SS~最低Cランク。「C・B・A・S・SSの5段階」
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※記事内にはネタバレが含まれています。
・当ブログでは「新作アニメ」「過去作品のランク付け」を独断と偏見で評価してます。よかったら、こちらもどうぞ!
『2024年夏アニメおすすめランキングTOP24!【最終評価】』
【妻、小学生になる。】の記事を見る前に「2024年秋アニメ超おすすめ作品・当ブログ感動作品」6選紹介!
ダンダダン
評価:SS【4話時点】
「わかりやすさ・スピーディな展開・作画クオリティ・アクション・ラブコメ・1話としての掴み・コミカル・オチまで完璧・微エロ」
などなど…1話としての完成度は近年類を見ない気がします!
アオのハコ
評価:S【4話時点】
「作画クオリティ・ストーリー展開」超抜群です。そして何より「突き抜けて爽やか!」ただの好印象!
青春恋愛作品ですね。青春の部分にスポーツが入り、1話の体感はラブコメと、フィフティ・フィフティな感じでしょうか。
両方のバランスが本当に絶妙で、両方とも欲しいだけ成分を貰った感じです。
らんま1/2
評価:S 【4話時点】
今月から「netflix」で配信しております。※2024年10月時点。
リメイクを知った時は「あの、らんまが!」「あのワチャワチャドタバタ感がまた見られるんだ!」と期待に胸を膨らませました。
いざ視聴してみれば、本当に素晴らしい出来で拍手しかありません。
「画面を所狭しと大暴れするバトル」「ワチャワチャ感」もしっかり表現されてます。コミカルなシーンもテロップを使ったり、いろいろ趣向を凝らしているのも見受けられて◎
AIR
評価:SS
Keyの代表作品。夏がテーマの「号泣必須」の壮大な感動作。泣きの種類は、悲しい系のテイストです。
さよならの朝に約束の花をかざろう
評価:SS
「P.A.WORKS」の長編アニメーション。ファンタジーの世界感の作り込みが素晴らしいです。
「不老の一族の少女が、赤ん坊を拾って育てていく」物語。切なくも、どこか希望に溢れた感動作。
BLUE GIANT
評価:SS
長編アニメーション。「音楽・泣ける」繋がりでねじ込みました(笑)
ただ最高に熱く、音楽にひたむきなストーリー。めちゃくちゃ感動します。
【妻、小学生になる。】あらすじ
新島圭介は恋をした。相手は取引先の会社員、古賀貴恵。貴恵をデートに誘い、告白し、結婚して、娘の麻衣が生まれた。しかし、幸せな日々は貴恵の死によって終わりを告げる。最愛の妻を亡くし、生きる気力を失う圭介。それから十年。妻の死から立ち直れずにいる圭介の前に、ひとりの小学生が現れる。「私は新島貴恵!あんたの妻、麻衣の母親!」彼女は貴恵の生まれ変わりだと言うが……?
引用元:DMM TV|月額550円でアニメ、国内ドラマ、映画が見放題https://tv.dmm.com/vod/list/?keyword=%E5%A6%BB%E3%80%81%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E7%94%9F&season=o4ps474wek46urmiqx41itvnn
【妻、小学生になる。】評価:わかりやすく魅力を解説
評価:A【6話時点】
ドラマ性の高い作品ですね。あらすじなどから「シリアス・悲しい展開多め」かと思ったんですけど、全体的に明るくて見やすいです。
魅力①「家族の時間」を取り戻していく
妻のいっけん以来、時間が止まってしまった夫の圭介、娘の麻衣。
そこから10年後「小学生に転生した妻」が、圭介達の家に訪問してきたことから、止まっていた時間がゆっくりと動き出します。
10年間の空白「家族の時間を取り戻していくところ」が一番の見どころでしょうか。
それは特別なことではなく「3人で過ごす」という普通の日常。この3人で過ごす時間が暖かくて、幸せな気持ちになるんですよね。
取り出していく中で、垣間見える「空白の時間、2人がどう過ごしていたのか」そこに深い悲しみが伝わってきて、そこもグッときますね。
また「悲しい、泣ける」を強く演出してこないのも、逆にいいと思います。
サラッとだけど、しっかり悲しみや喪失感が伝わってくる。このくらいのほうが、作品の空気感にあっていると思いますね◎
「当たり前の幸せ」とは何かを強く感じました。それを大切にしていていかないといけないとも。
そんなことを気づかせてくれる、凄く素敵な設定・話ですね!
魅力➁三者三様のサイドストーリーも
もちろん一番は家族の話なんですが、それぞれのサイドストーリーも見応えがありそうです。
それぞれも別ストーリーがあり、今後うまく絡んでいくんだと思いますね。
・父→守屋さん 会社の部下で若い女性。お昼ご飯を一緒に食べる仲になります。
圭介に仄かな恋心を抱いている様子? 圭介は気づいていない。個人的には、ここの絡みが結構楽しみです。大人同士の「慎重な心の交流」がいいですね。
・娘→職場の取引先で、訪問した息子さんといい感じになりそう。OPを見る限り。
・妻→今の育ての母親との問題:ネグレクトされている様子。
特に「小学生の姿の妻」と「母親」との問題はかなり根深そうです。
魅力➁小学生の姿だけど「妻感強め」
また妻はビジバシしてる人。見た目幼い子供でも、しっかりしています。
ただ内面がそんな感じなので「母親感」は強めに出ていて、子供らしさはないです。※子供の人格なども現在はなしで、ずっと妻(笑)
見た目は小学生なので、家族といるときは圭介の親戚だと言ってます。この辺はコメディ的な設定で、今後も効果を出してきそうですね。
魅力:まとめ
全体的に明るく、1話としての収め方もいいです。何より毎話グッとくるポイントが一つは用意されてるのも、作品のヒューマンドラマ感を高めています。
ただ物語自体はあまり動きはないので、合わない人(刺激はないので飽きちゃう人)も多々いるかとは思います。
私は1クールにこういう作品が一つでもあると、また違った味わいがあってすごく楽しいですけど(笑)
これからどういう展開になるかわかりませんが、キャラのみんなには幸せになってほしいと願いますね!
【妻、小学生になる。】アニメ 感動回
【妻、小学生になる。】アニメ 感動回「6話」
「妻、小学生になる。」の中でも、特に感動的なエピソードを紹介します。
それは「6話」これは素晴らしかったですね!
5話でついに妻(貴恵)のママ(千嘉)に、圭介達の家族との繋がりがバレてしまいます。ここも結構引きは強かったですが、一話通してこの問題に向き合っていきます。
そこで重要になるキャラが、妻(貴恵)の現在のママである「千嘉」
まず前半で「千嘉」の過去を深堀り。
ここで私的には共感や同情やら、いろんな感情が湧き上がってきました。千嘉もお母さんから、同じようにネグレクトされていた過去を持っていたんですね。
だからこそ「自分は子育てで、そうならないように」と決めていたんです。でも結局、同じようになってしまった。
その葛藤や苦悩がしっかり伝わってきて、胸に響きます。
感動ポイント①
ここで「貴恵」はベットの下に宝物箱を見つけます。
この写真はママと写っていたもので。凄く幸せそうに写真が取られていたんですよね。それをみて貴恵は泣きます。
この涙は「万理華」のものなんですよね。貴恵でもあり、万理華でもあるから。
以前に行った「万理華と千嘉」の遊園地の思い出シーン。これが凄く幸福過ぎて、さらにぐっときます。
感動ポイント➁
後半。いよいよママである千嘉に真実を話します。
話し終えてから、千嘉は「自分・貴恵・万理華」と向き合い「万理華と暮らしたい」「もう一度やり直したい」といいます。
ここの圭介もめちゃくちゃ熱くていいんですよ。いつもはどことなく頼りなく、変な人なんですが(笑)
そしてラスト。2人が帰り、千嘉は貴恵に問います。
「生まれ変わりと思うならそれでいいから。その上で万理華はまだ私のこと、母親だと思ってくれるてるのかな?」からの貴恵の「うん。ママはママだよ」
これで泣き崩れる千嘉からEDへ。
もちろん千嘉の子育ては全然理解できません。でも失敗することは必ずあります、人間だから。
それに向き合って、もう一度やり直す。駄目なら、何度でも向き合う。それが家族のことなら、なおさらですよね。
「抜け出そうとしても、できなくて、もがいて葛藤・苦悩する」個人的には作品のキャラの中で、千嘉が一番共感したかもしれません。
「人生・子育て・自分」作品の深さに触れて、いろんな事を考えされました。
この話を見た後のOPで「千嘉」が泣いているを見ると、凄くせつなくなりますね。
正直、こんなに深い話だとは思わず! いい意味で嬉しい驚きでした。
私は最初「圭介達、新島家の話以外」はサイドストーリーだと思っていました。でも違っていましたね。この作品の登場人物、全員の再生の物語でもあるんでしょう。
本当に素晴らしいシナリオでした。今度もしっかりと見届けたいと思います!
それにしてもOPのラスト「家がサザエさんEDのように動く描写」あれにメッセージ性はあるのでしょうか?(笑)