皆さんは「機動戦艦ナデシコ」を知っていますでしょうか?
ナデシコはロボット作品なんですけども「ラブコメ、シリアス、SF、友情・熱血」など、テーマにとらわれない全部盛りの作品!
今回はその続編である「劇場版」の記事になります。
まず言いたいのが、「TV版」とは空気感・展開が全然違います。
これほど劇場版の印象が大きい作品も珍しいです。TV版で見た感情を左に右に、大きく揺さぶってくるんです。
これを見て「TV版を見ると、また違った味わいが」。またさらに「劇場版を見ると、もっと違う味わい」があるんです。
やはりナデシコは「TV版、劇場版」セットで、真の名作ロボット作品になりますね。だから必ず、セットで見届けてほしさ100%です!
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- 【劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-】:評価/わかりやすく魅力を解説
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【機動戦艦ナデシコ】「テンカワ・アキト/特に味覚がね」
「劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」で、一番衝撃的な名言である『テンカワ・アキトの「特に味覚がね…駄目なんだよ」』の台詞。
「時間がない方・すぐにここが確認したい方・見直したい方」に向けて、その場面の分数を案内します。
結論から申し上げますと「54分14分以降」から見てもらえば、すぐに始まります。
TV版から見ていると、ここの破壊力は数倍です!
【機動戦艦ナデシコ】「テンカワ・アキト/特に味覚がね」とはそもそも何なのか?
・【機動戦艦ナデシコ】「テンカワ・アキト/特に味覚がね」とはそもそも何なのか?
アキトといえば、料理にひたむきな男でした。TV版から一貫してそうです。過去のトラウマを抱えながらも、コックになる夢だけは諦めませんでしたら。
TV版の後も、ユリカとルリちゃんと共にラーメン屋台もやりました。
恋人のユリカを始め、ルリちゃんやナデシコクルーもいて、アキトの人生が凄く幸福で、充実したものだったことがわかります。
そんなアキトがルリちゃんに「テンカワ特製ラーメンのレシピ」を渡すんです。
もちろんルリちゃんは「私こんなものもらえません。それはアキトさんがユリカさんを取り戻したときに必要なものです…!」と拒否します。
そこでアキトは言います。「もう必要ないんだ。君の知っているテンカワアキトは死んだ。彼の生きた証…受け取って欲しい。」
ルリ「それ、カッコつけてます…」
アキト「違うんだよ、ルリちゃん」「やつらの実験で、頭の中かき回されてね…それからなんだよ」と言いながらヘルメットを脱ぐアキト。
その姿を見てルリは驚愕します。
なぜなら、アキトの顔が発光していたから。
続けてアキトは言います。
「特に味覚がね…駄目なんだよ。感情が高ぶると、ぼぉーと光るのさ。漫画だろ?もう、君にラーメンを作ってあげることはできない」
この言葉の重み。それ意外も衝撃ですが、特に味覚ですよ。
料理人であるアキトの味覚が駄目になってしまう。しかもルリはアキトのラーメンを喜んで食べてくれていた。ユリカもそうです。つまり、あの頃の幸せな時間に戻れない。そんな深い悲しみと諦めが伝わってきます。
このシーンは短いですが、アキトとルリちゃんの中で、そんな様々な感情が渦巻いているんです。
この台詞の際「アキトの力のない笑顔」が忘れられません。
本当に衝撃的なシーン! 何度も見直しても、やはり胸に来るものが別格です!
【劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-】:評価/わかりやすく魅力を解説
西暦2201年。ボソンジャンプ航行の鍵となる古代遺跡が、地球と木星の政治体制転覆を企む「火星の後継者」の手に落ちた。人類の歴史最大規模のクーデターに対し、発進する新・機動戦艦ナデシコ。しかし、艦長ホシノ・ルリ達の前に現れたのは、一度はルリの育ての親となったテンカワ・アキトの復讐鬼と化した姿だった。
引用元:非常識コスパ DMM TV|月額550円でアニメ、映画、ドラマ見放題 https://tv.dmm.com/vod/list/?keyword=%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%83%8A%E3%83%87%E3%82%B7%E3%82%B3&season=ptgqv2cm086wyomk27x6p4ykf
公開年:分数 1998年:80分
評価:SS
魅力①「TV版から劇場版までの劇的な変化」
この部分はネタバレを含まれます。ただ「あらすじ」にもばっちり書いてあるので、ネタバレかは怪しい部分ですが(笑)
まず冒頭を見てもらえればわかりますが、いきなりのシリアス展開。「これは今までとは違うぞ…」と誰もが思う流れになっていると思います。
さらに話が進んでいけばわかりますが、シリアスの比重が凄いです。TV版もシリアスな時はありましたが、これは比ではありません。
まず物語は「TV版:機動戦艦ナデシコ」から3年後が舞台。
いきなり衝撃的な部分に触れます。TV版の主人公である「アキト」と、ヒロインだった「ユリカ」。
2人は新婚旅行出発時に「火星の後継者」という者達に誘拐されていたんです。特にアキトは人体実験をされて。
上でも触れていますが、これによってとんでもないトラウマ展開になってしまいます。TV版を知っているからこそ、辛すぎて言葉もありません。
しかしアキトだけは、ネルガルによって救出されており「ユリカの救出」「火星の後継者に対する復讐心」を胸に、1人で奮闘していたのです。
バイザーサングラスに、黒いマントを纏い「復讐者」として登場のアキト。TV版とは、まるで別人のような姿に衝撃!
魅力➁テンカワ・アキト
一応劇場版は「ルリちゃん」が主役ではありますが、個人的にはやはり「アキトの物語」だと思いますね。
前作のアキトがあって、今作のアキトがある。復讐にかられたアキトの物語があってこそ、ルリちゃんの視点が奥深くなります。
アキトはすべてを奪われた。復讐者のために「北辰ひきいる火星の後継者」を追い続けてきました。それはあまりに孤独で悲しいものなんです。
アキトのビフォーアフターの変化が凄すぎるんです。特に劇場版のアキトのかっこよさ。ここは本当に注目して欲しいポイント。
めちゃくちゃクールな感じで、まさに復讐者にふさわしい◎
でも「ルリやリョーコをちゃんづけ」したりと、根本が変わっていないのが、またせつない。
魅力③ブラックサレナ
そんな復讐者に変貌を遂げたアキトが乗り込む機体。それが「ブラックサレナ」
私が今まで見てきたロボットの中で一番好きなロボット。まずビジュアルが好きすぎます。黒と赤が混じった色合いで、ゴツゴツしていて、存在感が抜群。
そもそもTV版のエステバリスがあって。
そこからアキトが「どうしたら火星の後継者と戦えるか」「戦っていく内に改良を重ねて」どんどん装甲が厚くなり、強化されていった最終形態が「ブラックサレナ」なんです。
こんなに人の思いがロボットに反映されたものが他にあるでしょうか。さらにその装甲をいかした攻撃がタックルなのも最高。機動性も最高◎
おまけにBGMまで究極的にカッコイイんです。曲は3パターンありますが「ブラックサレナIII」が本当におすすめです!
「ブラックサレナ」のBGMを聴くと、アキトの気持ちに感情移入して、謎の復讐心が高まります!(笑)
魅力③「シリアスだけじゃない! コメディも健在!」
一番驚かれるのはやはり、シリアスなナデシコ。といっても実は結構コミカルなシーンも多いです。
アキトの復讐は軸でにありつつ、主に描写されるのはルリちゃんや、ナデシコクルー。
なので、重くなりすぎないと言いますか。絶妙にコミカルが混じり合って、見やすくなっています。
具体的には旧ナデシコクルーを招集していく辺りから、懐かしいナデシコの空気感が増えていく感じでしょうか。
同時にみんなの成長や変化なども見どころですね。
中でもユキナとジュンの関係性は〇 一緒の部屋で着替えているところを見ると、ジュンは相変わらず男としてみられてないんだなと思ってしまいますね(笑)
まとめ:見終わった体感で言うと「シリアス7:コメディ3」くらいでしょうか。
シリアスが多いですが、ナデシコのふざけは、やはり完全に消すことは無理だということがわかります(笑)
他の魅力①
ナデシコでは御馴染みの声優さんが橋役もたくさんやっています。
劇場版も変わらずで、これも楽しいです。さらに単純に声優さんがめちゃくちゃ豪快。
例えば山寺宏一さんや若本規夫さん。さらには立木文彦さん、三石琴乃さん、林原めぐみさんなどもいて「エヴァンゲリオン感」も強め(笑)
中でも「山寺宏一さん」の「北辰」が最高です。
こいつの「大ボス感・巨悪感」がたまりません。山寺さん史上、最も悪が滲み出てる気がします。+かなりの低音も◎
他の魅力➁
・「ホシノ・ルリ」TV版よりさらに可愛くなっている問題もございます。今回、成長したルリちゃんの可愛さはgood。
落ち着いている雰囲気は変わらずとも、見た目は随分と大人っぽくなられて、まぁ…可愛い(笑)しかも艦長になってましからね。感慨深い。
そして相変わらずルリちゃん達が来ている制服が絶妙にセクシーでナイス(笑)
・BGMはやはり「GO!エステバリス」が流れるとワクワクしますね! これはテレビと変わってません!
・もちろん劇場版なので、作画もバッチリ。メカデザインやSF感も強く、ずっと安定して高クオリティです。
【劇場版 機動戦艦ナデシコ】ラストの見どころ
さらに見どころポイント
エステバリスの目からオイルが流れます。まるで泣いているようなような演出! アキトの深い悲しみが機体を通して伝わって来るようです! 本当に素晴らしい!
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動画配信名 | 配信状況 | 月額料金(税込み) | お試し期間 | アニメ作品数 |
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【劇場版 機動戦艦ナデシコ】「テンカワアキト:ナデシコ/アキトその後」:スパロボT
ネタバレから申し上げます。
劇場版のラストは「え?ここで終わるの?」という喪失感の中で終了します。
具体的には北辰を倒したアキト。ユリカを救出したんですが、なぜかアキトはみんなの元には戻らず、姿を消してしまうんです。これはなかなかにスッキリしない。
劇場版を見た方は、きっと「やるせない気持ち」になっていることでしょう。わかりますよ。私も何回その気持になったかわかりません(笑) しかし続編もなく、そこは不明のまま…。
「アキトのその後が気になる!」そんな方も多いと思います!
ただ一つ朗報があります。ゲームなんですが、スーパーロボット大戦というものがあります。
これはいろんなロボットアニメが多く参戦する人気作品なんですが、ここでナデシコが参加するものがあって。
それが「劇場版のラストの救済エンド」をやってくれているんです。
しかも驚愕することに「アキト・ユリカ」は、ちゃんとボイス付き! だってオリジナルなんですよ?
なのにちゃんと「うえだゆうじさんと桑島法子さんが演じてくれている」
これ観たとき泣きそうになりましたもんね。「これが見たかったんだ!」と感極まるとは、このことでした!
アキトの背中をみんなが押してくれる流れも最高。
作品は「スーパーロボット大戦T」になります。本当に劇場版まで見た人は、ここまでは絶対に見てほしいです!
動画などでYouTubeにもあります! ちなみにスパロボ自体も、相当面白いのでおすすめです!
当ブログおすすめ!:【劇場版 機動戦艦ナデシコ】のような名作/「テンカワ・アキト/特に味覚がね」に匹敵する名言作品
まずはTV版をご覧ください!
下の記事にはおすすめロボット作品6選などもございます!
ドラゴンボールの名言と言えばこれ! 皆さんも久しぶりに鑑賞してみては?
まとめ:【劇場版 機動戦艦ナデシコ】「テンカワ・アキト/特に味覚がね」「ナデシコアキトその後」
・【機動戦艦ナデシコ】「テンカワ・アキト/特に味覚がね」
「劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」で、一番衝撃的な名言である『テンカワ・アキトの「特に味覚がね…駄目なんだよ」』の台詞。
結論から申し上げますと「54分14分以降」から見てもらえば、すぐに始まります。
ただ【劇場版 機動戦艦ナデシコ】、ラストには賛否あります。むしろ私もあまり納得は言ってない方です。しかしこのおかげで、ずっとナデシコのことが印象に残ってるんです。
皆さんも「好きな作品で納得のいかない終わり方」もあると思います。
それもでもやっぱり、私にとっては大好きで思い入れのある作品。誰が何と言おうと、最高だと言えるんです。私にとってはそれが「ナデシコ」。だからずっと大切なんです。
皆さんにとっても、そんな作品になってくれれば幸いです!