「チ。-地球の運動について–」は『ビッグコミックスピリッツ』にて2020年~2022年まで連載。原作は「魚豊」先生。10月からアニメも放送されています!
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※本ぺージの情報は2024年10月時点のものです。最新の配信状況はDMMTVサイトにてご確認ください。
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【チ。-地球の運動について-】あらすじ
舞台は15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。
ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――引用元:TVアニメ「チ。 ―地球の運動について―」公式 https://animechi.jp/story/detail.php?id=1
【チ。-地球の運動について-】感想評価:わかりやすく魅力を解説
評価:S 【2話時点】
話題作ですね。この作品が人気があったのは知っていましたが「何が面白いのか」まではわかりませんでした。
きっとみなさんも、そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか?
なので今回、私が見た「1・2話」の時点での魅力を解説します。
主人公「ラファウ」が「フベルト」と出会ってから『地動説』の研究を続けるまで
・主人公「ラファウ」は12才。天文に興味があります。しかし父親から「天文はやめろ」と言われていて、諦めようとしていました。そこで出会うのが「フベルト」
フベルトは異端者。危険な思想を持っており、捕まっていました。その後、改心の姿勢を見せて、ラファウの義父に引き取られることに。
※危険思想の持ち主は「異端者」と呼ばれ、2度捕まると処刑されてしまう。
そこで「ラファウ」が「フベルト」と出会います。これを機に物語が大きく動いていきます。
このフベルトは「地動説」という研究をしていたんです。出所後もフベルトは嘘をついて、天文を観測しています。
ひょんなことから、ラファウもフベルトと共に天文の観測を手伝うことに。
そんな最中、フベルトの研究が「ノヴァク」という異端審問官に見つかってしまいます。さらにフベルトは火あぶりに処されてしまうんです。
それからラファウは、フベルトの影響を受けて「地動説」を引き継ぎ、研究を続けるのです。
大体これが1話~2話の流れになります。
文字で書くとサラッと感じがちですが、本編はかなり緊張感があります。この研究がいかに危険かが、しっかりと伝わってくる描写も多いです。
魅力①随所に入る「高い緊張感」
これが結構ヒリヒリするような緊張感なんです。上にも書きましたが、この思想は異端者として拷問され、2度捕まれば処刑される危険な行為。
その緊張が「1話2話」で随所に見られます。
特に「ノヴァク」という男。こいつが出てくる場面は毎回緊張感が凄いです。
ノヴァクの仕事は「異端者を捕まえて、拷問をすること」
普段は優しい感じの男性なんですけど、平然と拷問をやったりするんですよ。元傭兵らしく、かなり不気味さも滲み出ています。
声の担当が「津田健次郎」さん。なんともいえない「底の見えない恐ろしさ」が、出ていて◎
特にフベルトに対する「何?これ」の「ゴン詰め成分の含んだ言い方」が凄く冷たくて、ヤバったですね!
また拷問シーンもしっかり見せてきます。グロテスクな描写も多め。
・爪を剥ぐ
・火やぶりになった男の目玉が動き、ラファウと目が合う。などなど…
魅力➁危険思想である『地動説』に「ラファウ」が、いかに研究を続けていくか?
物語の起伏は激しいわけではないので、いっけん波がないようにも見えます。
しかしラファウが危険思想とされる
「地動説」をどうやって続けていくのか。今後どうなっていくのか。周囲に隠してできるのか。考え方の変化。信念は貫けるのか。
などの「絶妙な緊張感の中で」物語が進んでいきそうです。1・2話を見る限り、確かな面白さがありました。見応えのあるストーリーなのは間違いないです。
これは「1話・2話」まで見て「1セット」だと感じますね。1話の時点では、まだ掴みどころがないといいますか。2話までいって全体像が見えてきた感じです。
また調べてみると「2章・3章・最終章」とあるようなので、これからは様々な物語の発展なども考えられます。きっと激動な感じですね。
1話で切った人は、是非2話まで見てほしい! 今期の中で「ストーリーで、しっかりと面白さを感じられる作品」だと思いますよ!
【チ。-地球の運動について-】感想評価:わかりやすく魅力を解説➁
評価:SS【4話まで】
まず謝らしてください。私は「1~2話」でセットと言いました。が、訂正します「1~3話」までが、セット。ここまで見て初めてチ。の真の魅力に気づけますね。
それにしても、まさかこんな急展開を見せるとは! 思わず震えました!
本当に「3話」凄かったですね!
前半のノヴァクの緊張感が半端なかった…。こんなに追い詰めて来るかって感じですよね。そしてポトツキ!「やりやがったな!」ですね(笑)
なのに後半戦。ノヴァクがこれほど動揺してるの初めてではないでしょうか。
今までどんなことがあっても余裕を見せていたノヴァクだからこそ、ラファウの覚悟と決意はすごいものだったんですね。これだけでも人間の強さや生き様を感じざる負えません!
さらに3話以降。十年後が舞台になります。
ここから主人公が変わっていくんです! このスタイルのおかげで「壮大なテーマ」に深みが増していきます。意志は引き継がれていきます。
予測不能な物語展開。そして人間の価値観や、生き方をこうまで変えてしまうほどの熱量。今後とも、キャラの生き様を見届ける準備は出来ております!
【チ。-地球の運動について-】感想評価:わかりやすく魅力を解説③
評価:SS 【16話まで】
1クール目終わりまで、本当に引き込まれ続けました! 二章になり、ぐっと深みを増した「チ。」の世界。
「同じ価値観・探求心・宇宙の魅力に見出された者」3人が出会う。どんな障害があっても、そんなの関係ないんですよね。
チ。の凄いところ。
・余計な演出がないところ。
これはBGMなども極力控え目、むしろほとんどないくらいですね。バスケで言う「左手は添えるだけ」くらいの感覚です(笑)
つまりアニメーションとしてのサポートは実は薄い気もします。しかしそれがかえっていい仕事してまして。
作り手の「チ。」の魅力を100%伝えたい!」がバチバチに感じられる「左手は添える」なんですよね。
・キャラの行動に目が離せない。
すべてをかけているからこそ、言葉の重み、行動に熱量がでてきます。
これは上にも繋がりますが、ストーリーに深みを与えてくれるのはキャラの生き様。ここから発せられるもの一つ一つに目が離せない。
・やはり「宇宙」というテーマがそもそも◎
広大で「人生」「生き方」「価値観」を変えてしまう無限のエネルギー。これに視聴者側もただただ圧倒されます!
これを見てると毎回「自分の人生にこれほど打ち込める何かがあるのか?」と、問われる感覚に襲われます。皆さんはどうですか?
さらに1クール目の後半は緊張感MAXの拷問シーンもたっぷり。
物語の中盤から拷問シーンがほとんどなくなったので、少し意識が弱まっていましたが「チ。」の拷問はえぐいんですよね。
久しぶりに来たことで、皆さんも胃にパンチを喰らった感覚だったんではないでしょうか(笑)
これがあるからこの作品は「のほほん」と見ていられません。※三章まで拷問のシーンも多いので苦手な方は少し注意が必要です。
そしてネタバレになりますが、まさかの「ヨレンタの父親」が「ノヴァク」だと発表されました!
前シーンにもそんな節はありましたが、ここの繋がりも皮肉ですね。異端審問官だということに気づいた「オクジー」。酒場からの場面は緊張感やばかったです!
そして最高に大好きな引きのパターン。「やばいやつの話をしていて」からの「やばいやつが話しかけてくる」緊張感MAXの引き!
あと余談ですが、オクジーとバデーニとの待ち合わせで「駆け寄るヨレンタ」が可愛いんですけど! 思ったの私だけですか?(笑)
現在は第三章に入っていますが、回を重ねるごとに「壮大感」は増していきます。
「ストーリー」のポテンシャルの高さはとんでもないです。ずっと面白くて、毎話の重厚な物語に余韻どっぷり! 今からでも十分間に合いますので、是非チェックしてみてください!

ちなみにサカナクション「怪物」ヨルシカ「アポリア」も毎回飛ばさずに聴いてます。
素晴らしい曲ですね。やっぱりこの二つがあると作品へのスイッチが一気に入ります!
【チ。-地球の運動について-】[感動:神回]を無料で見る方法!
「チ。-地球の運動について-」の配信状況。
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動画配信名 | 配信状況 | 月額料金(税込み) | お試し期間 | アニメ作品数 |
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【チ。-地球の運動について-】感動:神回
『23話』
チ。の中でも特に感動する神回が『23話』だと思います。
ここで重要になるのキャラは「ノヴァク」
ノヴァクといえば「チ。シリーズ」で唯一、最初から終盤まで出続けた重要人物ですよね。その拷問シーンで、高い緊張感を与え続けました。
始まってすぐにノヴァクはアントニに反旗を翻します。そして教会に火を付けます。ドュラカとの攻防によって、ノヴァクも攻撃を受け、倒れてしまいます。
小屋も燃え広がってきます。ノヴァクには、もう立つ力もありません。そんなときノヴァクの前にラファウの幻が現れます。
ここでラファウが出てくるのは、嬉しいですよね。最初以来ですから、喋っているラファウを見るだけで震えます。ノヴァクの中でもラファウの存在がいかに大きかったかが理解できますね。
ここのラファウとのやり取りも素晴らしいです。
2人が話していると、まるで最初の1話付近に戻ったような感覚。あの深いやりとりが思い出されます。+ノヴァクの深い部分が垣間見えるのも◎
感動ポイント
会話を終えると、ラファウは消えてしまいます。
消える間際ラファウから言われた言葉を受け、ノヴァクは懐からヨレンタの手を取り出します。
もしかしたら異端解放戦線の組織長が爆発した瞬間「直感的にヨレンタなのかも」というのがあったのかもしれません。
その手にヨレンタにあげた手袋をはめます。サイズはぴったり。そこでさっき自爆したのがヨレンタだと確信します。なんてせつないんでしょうか。
そしてここの第一声「そうか」の言い方で震えますね。ここからの「津田健次郎さん」の芝居が素晴らし過ぎる。
「そうか。お前も見つけたんだな。地獄に落ちたっていいと思えるものを…」と。
弱り切っている&意識朦朧の中で、ヨレンタの腕を抱きしめながら言います。
ヨレンタへの想い、そこから神へと謝罪と懇願します。
「どうか娘だけは天国へと」
いやぁ泣いちゃいますよ、こんなことされちゃ(笑) 演出もいつも通り控えめなんですが、それがまたいいんですよね。
今までノヴァクは非人道的な描写が際立って表現されてきました。人間らしい感情が、どこか欠如しているんじゃないか? くらいの印象を私は思っていましたから。
しかしこの回を見てもらえれば全然違うことに気づかされます。ノヴァクは誰よりも人間らしいのかもしれません。そして娘を思う気持ち。本当に感動でした。
ラストでノヴァクがヨレンタの手を握っているシーン。なんとも言えない深い感動がありました。
チ。は拷問の怖さや、ストーリーの引き込まりにフォーカスを当てられる事が多いですが、『23話』は「チ。」の中でも、屈指の感動シーンだと思います。やはり傑作ですね。

現時点であと2話です!「チ。」が終わってしまうのは寂しいですが、ラストの一秒まで、キャラ達の生き様をしっかり見届けたいと思います!
【2024年版】春・夏アニメまとめ記事
【チ。-地球の運動について-】を見た後に「おすすめ「感動・神回」作品」3選紹介!
ダンダダン
評価:SS
「わかりやすさ・スピーディな展開・作画クオリティ・アクション・ラブコメ・1話としての掴み・コミカル・オチまで完璧・微エロ」
などなど…1話としての完成度は近年類を見ない気がします!
アオのハコ
評価:S
「作画クオリティ・ストーリー展開」超抜群です。そして何より「突き抜けて爽やか!」ただの好印象!
青春恋愛作品ですね。青春の部分にスポーツが入り、1話の体感はラブコメと、フィフティ・フィフティな感じでしょうか。
両方のバランスが本当に絶妙で、両方とも欲しいだけ成分を貰った感じです。
プラスティックメモリーズ
評価:SS
『泣けるアニメ・感動系』:SS 『ラブコメ』:SS 『テーマの深さ』:SS
「泣けるアニメ」で調べると、よく見かける作品『プラスティック・メモリーズ』をご存知でしょうか。
ア二メーション制作は「動画工房」。「林直孝」さんによるオリジナルアニメ作品になります。
内容は「人間とA.I.の恋愛物語」を描いた作品。
結論から申し上げますと、泣けます! ただ、全体的に泣ける場面が多いわけではなく、メイン「ドラマ性」「ラブコメ」など。その部分もかなり面白いです!
まとめ:【チ。-地球の運動について-】感動:神回/わかりやすく魅力を解説/「1~16話までの感想」
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