無限のリヴァイアス【最強の鬱アニメ】[こずえ事件/トラウマシーン/評価]

アニメ

皆さんは『無限のリヴァイアス』という作品をご存知でしょうか? サンライズ制作で1999年に放送されていました。恐らくアニメ史上、最も『鬱なストーリー展開』ではないでしょうか。

しかし圧倒的な面白さで、隠れた名作でもあります。個人的にも思い入れの強い、大好きな作品です!

この記事では『無限のリヴァイアス』の『評価』『こずえ事件』『トラウマシーン』『おすすめ作品』を紹介しますので、よかったら参考にしてください!

※独断と偏見で評価しています。

※評価基準・最高SS~最低Cランク。

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※記事内にはネタバレが含まれています。

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【無限のリヴァイアス]あらすじ

リーベ・デルタ。それが相葉昴治たち航宙士を志す少年少女の学舎であり、生活の場だった。宇宙に広がるプラズマの海・ゲドゥルトへのダイブ中、不可解にもリーベ・デルタは制御を失いゲドゥルトの深部へと沈んでいったのだ。襲い来る衝撃。そして不安……。果たして、昴治たちは生き延びられるのか……?

引用元:DMM TV|月額550円でアニメ、国内ドラマ、映画が見放題 https://tv.dmm.com/vod/list/?keyword=%E7%84%A1%E9%99%90%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9&season=ejauw0aozpkswxrre2s85twgz

放送年:話数 1999年:全26話

【無限のリヴァイアス】評価

評価:SS

個人的に「最強の鬱アニメ」だと確信しています。

皆さんも鬱作品を思い浮かべれば、何作品か思い浮かぶと思います。

ただこの「無限のリヴァイアス」は並外れた鬱ではありません。それも『何話とかが鬱』『特定のシーン』がなどではなく、最終話までどんどん鬱が苛烈を極めていきます。

容赦のない鬱展開に「キャラクター」「視聴者」の心はズダボロ(笑)

きっと、それが人を選ぶ原因になっているんだと思います。

こんなに名作なのに、いまいち知名度が低いのも、それが関係しているかと。

まず今作は未来の話。航宙士を目指す「少年少女」が乗っている「リーベ・デルタ」。

それが突然、何者かの襲撃にあい、制御不能に。

さらに自分達を救助してくれるはずの保安庁からは、攻撃を受けます。そして追手から逃げるように宇宙をさまよっていきます。

この作品、蓋を開ければ『少年少女』✕『謎の敵からの追い込まれ、精神崩壊、人間の本性、閉鎖的な空間での極限状態』✕『SFロボット』作品なんです。

文字の羅列を見ただけで嫌になりません?(笑)

追われる身となった「少年少女」達。それだけでなく回が進むごとに秩序もなくなり、無法状態になっていきます。

暴力なんてあたりまえ。全員が、どんどん狂っていきます。

・487人というのもポイント。少人数ではなく、これだけの大所帯。

しかも大人は船を守るため、最初に全員が殉職。子供達の精神状態で、どうにかなるはずがないんですよね。

・この時点で「そこら辺のロボットモノ」とは一線を画すのがわかります。

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魅力①人間の心理に迫った究極のストーリー

ある意味実験ですよ。こんな状態の中だと「人間はどんな行動をするのか?」という。

しかも自分たちは「テロリスト」扱いされて、ロボットでの戦闘。当てのない逃避行。船の中の問題、秩序…問題は山積みです。

しかし「子供達も」最初はなんとかやっていました。それなりに秩序を保ち、希望を持って。ですが、やはり集団生活の弊害がどんどん出てきます。

中盤以降の狂い方はやばいです。それが顕著なのが「暴力で支配していく」などです。

魅力➁独創的なロボットバトル

ロボットバトルもかなり独創的なんです。

厳密に言えばロボットに乗るわけでなく、複数人でロボットを部分的に操作して、動かします。

毎回敵のほうが強い感じで、常に緊張感があるのもいいです◎

・パイロットとい言っても、みんな子供ですからね。敵との戦闘は常にギリギリ。

必死に必死に戦っていくも、追い込まれて、どんどんメンタルが消耗されていきます。 

・さらにロボットのデザインもメカメカしくて、重量感があり、好きですね。

カッコいいという感じはないかもしれませんが「攻撃手段も独特」ですし、ロボット好きなら結構「おお!」と思う斬新さですよ。

魅力③サンライズ史上最弱主人公「相葉昂治」

主人公の相葉昴治は、サンライズ史上最弱の主人公と言われたりします。

理由は恐らく以下の通り。

・作中、何回「リンチにされるんだよ」ってくらいリンチされます。しかも喧嘩は全然強くないので、常に怪我だらけ。

・ロボットのパイロットではない。

昴治は普通の人なんですよ。他のキャラが凄いだけで、昴治は本当に普通。

でも人間関係は結構上手なタイプで「人と人と間を持つような」柔軟性や協調性が強いです。それで船での役割をこなしていく。

最初はそれでうまくいっていても「結局妬まれたり」「果てはボロボロ」になります(笑)

・でも凄く人間らしいんです。迷って、悩んで、泣いて。もがき続けて、昴治も成長していきます。

・だからこそ共感できるんです。作中で最も感情移入できるのが、昴治なんですよね。

昴治の誰もが持つ弱み。凄く共感できます。だからこそ成長する姿に感動なんですよ。人として尊敬できるんです。

そう考えると主人公はやっぱり「昴治」でないと駄目なんですよね。

・成長の度合いはキャラの中でも一番です。特に『25話』は昴治の集大成みたいな話です。『2話』魂の行動。『26話』の成長。感動します

ちなみに「昴治」役の『白鳥哲』さんの泣きの演技も独特で(笑)昴治とあおいの号泣のシーンは名シーンです!

他の魅力

他にも見どころはたくさんあります!

・BGMもスタイリッシュで耳残ります。未だに聴いても場面を思い出しますね。

・主題歌もOPED共に素晴らしいです! OPはめちゃくちゃスタイリッシュ。

有坂美香」さん『dis-』最高ですね。強さとせつなさが同居しているようなメロディがたまりません。

アニメーションも、キャラの過去や未来を表現しているのも◎

・個人的には「dis-」の英語バージョンがめちゃくちゃクール。

・OPのアニメーションも、回を重ねていく毎に変化していきます。

・EDの雰囲気。これも有坂さん「夢を過ぎても」いいですね。作品の深いところにグッと入っていく感じが◎。

・次回予告も熱が入っていて◎ 毎回の言葉選びのセンスを感じます。

ちなみに次回予告の全話まとめがユーチューブであります。「昴治」の「白鳥哲」さんなんですが、めちゃくちゃいいです。

さらに『24話』の予告だけ「あおい」が担当なのも、イカす演出です。

・声優さんが「メインキャラ以外にも、違うキャラ」で山ほど出ているのも楽しいです。そこも注目して欲しいです!

・「リヴァイアス」は名言も多いです!

「無限のリヴァイアス」は「声優さん」の熱演が凄い作品でもあります。この熱量も、深く入り込んでいく魅力の一つだと思います。

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【無限のリヴァイアス】こずえ事件『18話』

これもかなり衝撃的。こずえとは、昂治の良き理解者であり友達の『イクミ』の彼女。

天真爛漫で子供っぽさもあるけど、わがままな部分もある。けど可愛らしい女の子。

この子が、女子グループの反感を買っていきます。どんどん女子グループは不満が溜まっていき、ついにはこずえをいじめます。

そして、ついには男子達も混じり、集団暴行されてしまいます。

『18話』であおいにシャワールームで、裸を見られるんです。このときの「こずえの悲痛な叫び」が本当にズシンと来ますね。

裸は映さないんですが、どんな酷い事をされたのか。どんな傷が残っているのか。声だけで物語ります。

・「こずえ」役の「丹下桜」さん。丹下さんの「見ないでぇぇ!」は震えるヤバさ。「こずえ」の心理状態が、一発でわかる凄い芝居です。

これ以降のリヴァイアスは荒れに荒れていきます。

【無限のリヴァイアス】トラウマシーン『23話』

これ一番衝撃でした。トラウマシーン前にまずイクミについて。

まさか「イクミ」がこんなことになるとは、誰が想像したでしょうか。 

イクミ政権というものが出来上がり、船を暴力で支配していきます。その体制に納得のいかない昂治は、イクミの元へ向かいます。

そこで昂治とイクミはもみ合いに。すると昂治の懐から、護身用の銃が転がります。

それから詳しい部分は伏せますが、事が終わってからの「イクミの声」が素晴らしいんです。ここ注目してほしい。

返す一言の芝居が良すぎる。声は『関智一』さん。

関さんはコンパクトな芝居が本当に上手ですね。イクミの「強く振る舞わないといけない」と「親友にやってしまった行動」の動揺が、絶妙に出ているんです。

トラウマシーン『23話』「ファイナ・S・篠崎」

お待たせしました、ようやくトラウマシーンです。それはイクミのシーンのあとに起こります。

それをやったの「ファイナ・S・篠崎」。船で昂治が出会い、恋人になった子です。凄く清楚で、神秘的。ヒロインと言っても、全く差し支えない感じです。しかし本性はえぐいです。

私はこのキャラ以上に、裏表があり、ダークな側面を持つキャラを知りません。

場面はイクミが昂治の元を去ってからです。

・ファイナが昂治をガンガン追い込んでいきます。

やり方は伏せますが、これもかなりえぐいです。そして、そのときの顔が凄まじいんですよ。もう悪魔のような顔。これ怖すぎてヤバいんですよ。

・あまりに印象的な顔で、軽く夢に出たことありますからね(笑)出会ったときのギャップナンバーワンキャラです。

普段とのギャップから、あの顔ですからね。トラウマ確実です。

・加えてファイナは過去も凄くて、ただただ恐ろしい女性です。

 

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【無限のリヴァイアス】アニメを見た後におすすめの「鬱作品」紹介!

Angel Beats!

評価:SS

死後の世界を舞台に若者達の青春ストーリーになります。めちゃくちゃ感動・泣けます! そしてせつなさ満載です!

魔法少女まどか☆マギカ

評価:SS

『魔法少女まどか☆マギカ』は「可愛らしい絵柄」とは裏腹に「ダークな世界感」「鬱展開」まど「従来の魔法少女シリーズ」とは一線を画す内容に、一躍話題になりました。

 

メイドインアビス

評価:SS

「ダークファンタジー」が好きな方はこっちも好きだと思います。

「可愛らしい絵柄」×「容赦のない鬱ストーリー」×「グロ・トラウマシーンの多さ」の内容になります。描写はキツイので、視聴の際は覚悟を持ってご覧ください!(笑)

 

秒速5センチメートル

評価:SS

「新海誠」監督作品。1時間3分の長編アニメーション。

間違いなく傑作です。こんなに人を「せつなく」させる作品は、少ないんではないでしょうか。見終わった後の余韻は、言葉には言い表せないほどです!

 

BLUE GIANT

評価:SS

超熱い音楽作品。長編アニメーション。

とんでもなく熱く、王道なストーリー。音楽シーンの表現力は感動必須です! そしてめちゃくちゃせつないです!

 

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まとめ:無限のリヴァイアス【最強の鬱アニメ】[こずえ事件/トラウマ/評価]

・【無限のリヴァイアス】こずえ事件

こずえ事件は『18話』になります。

・【無限のリヴァイアス】トラウマシーン

トラウマシーン『23話』になります。

『無限のリヴァイアス』は見ていると没入感すごくて、まるで「自分も船一員になった」みたいな感覚に陥り、落ち込みます(笑)

でもそれが強ければ強いほど、ラストに待っている希望も強くなります。

ラストのポジティブな感動・視聴感は格別です。見てきて良かったと、心から思わせてくれます!

鬱展開の強い作品ですが、それだけではないです! 神作品を是非、体験してみてください!

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※本ぺージの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況は「DMMTV」サイトにてご確認ください。

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